2007/11/28 Wed

てれすこ

甲府市内の映画館で上映中、中村勘三郎さん、柄本明さん、小泉今日子さんらによる上質の笑いで涙もさそう、粋な人情話。映画「てれすこ」。
そこここに登場するベテラン俳優や意外な出演者ら、幕末江戸の風俗の描写にわくわくうきうき。彼らがまた、浮き上がったりせずにスジのなかにすっかり生き生きと馴染んでいる。
男性お2人の力量は言わずもがな。
今回びっくりしたのは小泉今日子さんの女っぷり。
娼婦宿に登場する最初のシーン。化粧のムラ。疲れた女の風情。
惚れた男と旅にでて、ラストの見返りの表情の美しいこと。
心が荒れず、安心して笑い泣ける映画でした。
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2007/11/24 Sat

溝口健二監督と女優田中絹代

BSハイビジョンチャンネルで放映されている映画「映画女優」。
久しぶりに見ていたら、先日、衛星放送の日本映画専門チャンネルで放映されたドキュメンタリー映画「ある映画監督の生涯 溝口健二の記録」で描かれていた、田中絹代と溝口健二監督との縁を思った。
検索して確認したら、「映画女優」の原作・脚本は新藤兼人だった。
なるほど、連想してしかるべし。

ドキュメンタリー作品が製作されたのが1975年だったそうだ(概要は日本映画専門チャンネルのサイトに)。
市川崑監督(監督・脚本)の「映画女優」が製作されたのは1987年だそうだ(概要はNHK・BSのサイトに)。

じれったい。
「ある映画監督の生涯 溝口健二の記録」で、チャキチャキと語っていた田中絹代さんの様子や、彼女や周辺の人たちの語りで浮かび上がっていた溝口健二さんの人となりのおもしろさ、人間味が、「映画女優」の吉永小百合、菅原文太演じる田中と溝内からは、なかなか感じられない。
吉永小百合さんは、初期の出演作品は安心して観ていられるのに、先日放映された「細雪」にしろ、「夕鶴つる」にしろ、この「映画女優」にしろ、なんだか粗ばかりが目立ってしまう。

来年公開される、山田洋次さんが監督した「母べえ」に主演しているそうだが、どこらへんまで演ってくれてるかなあ。
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2007/11/23 Fri

ふたたび膝の痛み

なぜかいつもはしばらくすると治まっていた膝の痛みがまだ続いていて、むしろ余計酷くなってきている。
そろそろ1カ月になるな。
数カ月前に痛み出して、しばらくして治まったのは右膝だったが、今度は左。
どうもスジを違えたときの痛みと似ているんだが、痛み方がもっと鋭い。
歩いたり、自転車をこいだりする分にはなんら支障ないんだけど、正座できない。
膝をつこうとして重心を左足、膝にかけようとすると、痒みとくすぐったさが数倍になったような感覚がきて痺れたような痛みが膝の内側に走る。
こりゃ、いきつけの総合病院整形外科で診察してもらったほうがいいかもしれん。
posted by Kyawa at 23:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康

本格的な冷え込み

いよいよ、蛇口からでてくる水、そのままでは、洗い物が辛くなってきた。
足元から深々とした冷えが這い上がってくるのを感じ出したのが、今週火曜日あたり。
その夜から、そろそろ薄い上っ張りでは、午後6時以降、外を出歩くのが辛くなってきた。
コタツ布団押入れから引っ張り出したのが、水曜日。
木曜の夜、外出時にとうとうダウンを引っ張り出した。
今夜も冷えるなあ。
明日の日中はまた16度くらいまで上がるらしい、甲府市内の気温。
しかし、秋はそろそろ終わりだな。
霜もひどくなってきたし。
posted by Kyawa at 22:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2007/11/22 Thu

魔笛

甲府市内の映画館できょうが上映最終日だった、映画「魔笛」。
モーツァルトのオペラ「魔笛」を最初から最後まで通して観たことがない。
ところどころかじり見しただけだったから、今回の映画「魔笛」で、全体のストーリーはじめて知った。

「序曲」部分から圧倒されてしまった。
第一次世界大戦の西部戦線を連想させる塹壕、そのなかにひしめく兵士たち。
前線の空を旋回する二枚葉のプロペラ爆撃機。
そして毒ガス。「序曲」から「第一幕」の初っ端へ。「たすけて、たすけて」と、迫る毒ガスからにげるタミーノのセリフ。
パパゲーノは毒ガスを検知する兵士として、カナリアを籠に入れて登場。うまいなあ。有名なアリア「私は鳥刺し」が歌われる。
ここいらの流れ、まったく、曲と映像がマッチしていて、すばらしい。

夜の女王とザラストロとの、かつて愛し合ったことのある男女の因縁の対立は、大平野に陣取る、青服と赤服の2陣営の戦争として、視覚的にも構造的にもより明瞭に。
この設定が、物語の終盤の、2つ目の試練の描写へとつながる。

有名なアリアが、その設定のなかで、より印象的に謳いあげられるし、CGを駆使した背景が違和感なく情感をもりあげる。
沖縄にある「平和の礎(いしじ)」を連想させる、白亜の殿堂。そこで謳いあげられるアリア。
「夜の女王」のアリアの迫力。

殺戮をとめたのは、愛と非暴力、寛容と芸術の力。
「魔笛」を高々と掲げて、しっかり手を握り合い、砲撃のなかをすすんでゆくタミーノとパミーナ、2人に続いて武器を捨てて塹壕から続々と現われる兵士たち、そのあとに続く民衆。
このシーンはこの映画のなかで一番圧巻だった。
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2007/11/17 Sat

新藤兼人監督の仕事

日本映画専門チャンネルで、ここ数ヶ月ほど、新藤兼人監督の作品を集中放映している。
90歳をこえて、なお、現役の監督として活躍を続けている新藤兼人さん。
1972年製作の「讃歌」は、もう幾度くり返し放映されただろう。山口百恵と三浦友和が共演した「春琴抄」が製作されたのが1976年。それより以前に、同じ谷崎潤一郎作品を映画化した作品があったことを、同チャンネルの特集ではじめて知った。
西河監督の作品はまだ観たことがないが、新藤監督の「讃歌」は4回ほど観たけれど、まだ飽きない。

きのう初めて観たのが映画「さくら隊散る」(1988年製作)(桜隊についての詳細はこちら)。
ドキュメンタリー部分と、役者とセットを組んでの創作部分とが相まって、戦時下で芝居に生きた、力量あり美貌をもつ役者たちが、原爆によって無残に殺されてゆく様子が、迫ってくる。観ていて、むごさに身体がふるえた。

当時の演劇人をめぐる状況を身をもって知っている人々の証言映像が圧巻。いずれも演劇界の重鎮として名だたる人々―滝沢修さん、杉村春子さん、宇野重吉さんなど、いまは亡き人々をふくめ。
彼らの証言で浮き彫りになるのは、当時の「大政翼賛会」体制のもと、国策に乗じなければ、芝居すらできない状況においこまれた演劇人たちの処遇。
自分の信条と国家の暴圧との狭間で葛藤する演劇人の苦悩。
国策のもとではあれ、移動劇団として全国津々浦々の人々の前に立って演じることの手応えに、演劇人としての生きがいを見出していた人びとの日常と喜び。
その躍動する生と人間性を、原子爆弾「リトル・ボーイ」がいかに無残に打ち砕いたか。その惨さ痛ましさ。
彼らが生き生きと演じる姿と、原子爆弾の放射能によって身体をボロボロにされ、のた打ち回りながら殺されてゆく姿とが、交互に映し出される。

「移動劇団」が数多存在したこと。桜隊メンバーの被爆が、原爆の人体への影響についての研究に重大な契機をもたらしたこと。桜隊メンバーの演劇人としての力量の高さ。初めて知ることばかり。
1988年にすでに製作されていたこの作品。いまみても新鮮。
posted by Kyawa at 22:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2007/11/15 Thu

ブラウザ

「窓の杜」11月2日付ニュースに”Grani”というブラウザ・ソフトの紹介あり。13日にはバージョンアップの紹介。”Opera”の表示機能とRSSフィード機能が気に入っていたのだが、同様の使い勝手の機能がその”Grani”に搭載されていて、さいきんはずっとこのブラウザを使っていた。

すると、本日付の「窓の杜」ニュースに、
Apple、日本語入力に対応した「Safari」v3.0.4 ベータ版を公開
の記事が。フォント表示の美しさが群を抜いていたが、フォームに日本語入力ができないので、使い勝手が悪かったSafari、とうとう日本語入力に対応。
入力反応が少々遅いという嫌はあるものの、Windows上で、アンチエイリアスの効いたフォントで読み書きができるというのは、なかなか気持ちの良いものだ。とりあえず満足。
posted by Kyawa at 23:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | PC

2007/11/11 Sun

QuickTime7.3に振り回される

11月7日付窓の杜ニュースで、
7件の脆弱性を修正した「QuickTime」v7.3が公開
という情報を得た。しばらくすると、"Apple Software Update"が自動起動してアップデートを催促。指示通りに作業をすすめた。
途中、なんちゃら言うファイルが読めずiTuneは正しく"走らない"よと言うエラー表示。iTuneはリムーブしてくれという指示が出て、ウィザードは終了。指示通り、コントロールパネルから「プログラムの追加と削除」に入って、iTuneだけアンインストール
デスクトップのQuickTimeのアイコンをダブルクリックするも、なかなか起動しない。そのうち、エラー表示。正しくインストールされているか確認しろ、とのこと。
「プログラムの追加と削除」に入り、QuickTimeプログラムの「変更」をクリック。「修正」をクリックして、「正しくインストールされました」画面を確認。もう一度、QuickTimePlayerの起動を試みるも、またもや同様のエラー表示。
仕方ないので、一度、QuickTimePlayerをアンインストールする。

さて、どういうことなんだろう。
バージョンアップしたとたんこれだ。

もしやバージョンが不完全なんだろうか。アップデートする前のバージョンにもどしてみるか。
と思いたち、Apple - Support - Downloadsの検索で、7.3以前のバージョンをさがしてみる。7.1.6が見つかったので、これをインストールしてみる。
無事、プレイヤー起動。

今後は、Apple Software Updateの催促を、安易に受け入れないことに決めた。
posted by Kyawa at 21:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | PC

2007/11/08 Thu

黄金の羅針盤

映画館で最近みた予告編の映像に、すっかり魅了されてしまい、『指輪物語』でも『ハリー・ポッター』シリーズでも原作を読んで、それぞれの味わい深さが増したこともあったので、今回も、上映前に原作を読んでおこうと、図書館で借りてきた。



知らなかったのだが、物語は全3巻、大きく3つの部分から成る大部だったので、第1巻を読み終えると、続きが読みたくなって、図書館から続編をまとめて借り出してきた。
第2巻『神秘の短剣』、第3巻『琥珀の望遠鏡』。

児童文学関連の権威ある賞を受賞しているとのことだが、装丁はたしかに小学校高学年以上の青少年を対象にしてあるらしい装丁なんだが、内容には、かなりきつい殺戮描写や性的描写があり、かつ、テーマが宗教のあり方にかかわって大胆に批判的なものだから、オトナでも十分に味わえる、中身の濃い作品だった。

映像化しやすそうな戦闘シーンもあれば、映像化するときどうするのか興味深いシーンもあり、親子関係のギリシア悲劇的な物語的緊迫の度合いの強さをどう描くんだろうかとか、早く映画を見て確かめたいという欲求に駆られる。

とりあえずは、物語の先をどうしても知りたい。第2巻にさっそく手をつける。
映画の方も、『指輪物語』3部作にならって、続きもの3部作だから、きっと第2部、第3部と製作されるんだろうなあ。
posted by Kyawa at 21:52 | Comment(0) | TrackBack(0) |

2007/11/06 Tue

民主党、ぐずぐず…

福田首相と小沢代表の党首会談で、何が語り合われたかは、具体的詳細には、お二人だけにしか分からない。
福田氏なんぞは、「あ、うんの呼吸で」などと、「アンタ、テレパスかい」とツッコミたくなるようなコメントを行なっていた。
そこに、いわゆる“政治”的深謀遠慮があったにしろ、事が「辞任表明」に至ったのは、ここまで政局を動かしてきた“世論”あったからだ、と私は確信しつつある。だから、こういう事態も“政治屋”との“ギャップ”を生じさせている有権者の意識動向に起因している、と見ている。

安倍氏と同様の“敵前逃亡”という評価もあるようだが、この場合の安倍氏にとっての真の“敵”とは誰だったか、という認識によっても、今回の小沢氏の言動の評価はちがってくる。

二大政党づくりに邁進していた人物だと理解していた私が浅はかだった。もし二大政党づくりを徹底してゆくつもりなら、党首会談に応じなかっただろうし、まあ譲って会談受け入れを前提にしても、福田氏から「連立」の打診があったその場で拒否していただろう。
そうしないと、二大政党に向けたこれまでの財界の「深謀遠慮」にそぐわない。民主党の「批判勢力」としての建前を維持できなくなる。

……と、べつに私は民主党の維持を祈っているわけではないけれども、小沢氏の慰留を求めて右往左往している、いまの民主党幹部連中の言動は、あまりにも想定外な恐慌状態だ。
ここまで、民主党がぐずぐずでどうしようもない政党だとは思わなかった。

小沢氏が慰留要求をのんだとしても、当初の想定どおり、拒否したとしても、どちらにしろ、この一連の動きで、民主党への有権者の信頼と幻想は“解消”する。

この先、「連立」協議はないとしても、「政策協議あり」だという。
こりゃ、このあと控えている総選挙、これまで民主党を勝たせてきたメディアの戦略も、ゼロから立て直さなけりゃならないようだ。
政局“混迷”ではなく、民主党混迷だし、メディアも政局をどうみれば良いのか“混迷”している。
posted by Kyawa at 22:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース