このAFPニュース報道内容で、どうも意味合いがだいぶちがってくると感じたのは、閉鎖されたTV局が、その理由として「政権に批判的な報道をしていた」からだととれる部分があること。
むしろ、閉鎖という事態に追い込んだTV局自身のこれまでの報道内容に、民主主義擁護という点でたいへん重大な問題があったことが、同じニュース報道のなかに一言ふれられている。
大統領選挙中、同局はチャべス氏を敗北させようと公然と呼びかけた。また、2002年4月に軍首脳部のクーデターによりチャべス政権が2日間、暫定政権に置き換えられた際、同局がクーデターを呼びかけた点を、チャべス氏は許さなかった。正当な選挙で選ばれた国家元首を非合法の武力をともなった行為によって転覆させることを煽るという行為が、はたして許されるのか、という点だ。
しかし、それを考慮しても、今回の大統領の決断は、新しい模索をすすめはじめたベネズエラ政府にとって、マイナス要因として働くんじゃないか。
クーデターや大統領暗殺などというテロ行為をカネと人とメディアを使って援助しつづけた国の“国際的な”批判などはどうでもいい。むしろ、おまえらが言うな!と言いたい。
大事なのは、ベネズエラ国民の納得がえられているかどうかだ。