2007/11/03 Sat

二大政党制への道、多難

民主党が連立の打診拒否 政局流動化の可能性 首相は衆院の中選挙区制示唆 - MSN産経ニュース
2007.11.2 23:54



どこから漏れたか、福田・小沢両党首の密室会談の内容がリークされている。
首相は、自民党と民主党の連立協議を打診。民主党関係者によると、首相は現在の衆院小選挙区制を中選挙区制に見直すことを示唆したという。
首相は、インド洋での海上自衛隊の補給活動を再開するための新テロ対策特別措置法案の今国会成立に向けた協力を改めて要請。小沢氏は恒久法検討を条件に協力する考えを示した。首相は民主党が連立協議に応じれば恒久法などに関する「政策協議機関」を設置する方針だった
とのこと。これらが本当だとしたら、セットの仕方が悪すぎた。
小沢氏は、もともと二大政党制づくりの戦略のために、幹事長までやりながら、自民党を割って出た御仁だ。
二大政党制を確立するために、当時、細川氏を立役者に仕立てて、ようやく実現させたのが、小選挙区並立制と政党助成金制度だったはず。
彼は、完全小選挙区制の実現を持論としている。

その彼だけじゃなく、自民党の側でだって、二大政党制の確立は献金をしこたまもらっている財界との大事な公約であるはず。それなのに、「中選挙区制にもどす」などという提案が、本当に提示されたのか。本当だとすれば、それこそ「背水の陣」というより「やけっぱち」戦術というほかない。

また、小沢氏にとってみても、受け入れれば、細川連立内閣以来、幾度かの紆余曲折を経、とうとう財界の肝いりまで受けて、ようやっとそのメドが見えてきた二大政党づくりの道筋を、またぞろ大きく逸らしてしまうことになる。

打診されたそのときに断りきれなかったのが解せないといえば解せないが、アメリカ政府からの圧力ともあいまって、自衛隊海外派兵を可能にする恒久法の制定という、小沢氏の持論と一致している提案に、スケベ心が動いたか。

参院選大敗の影響下のこのタイミングで、民主だって連立なんぞ受け入れられるはずがない。
そもそも、このタイミングで、二大政党の両党首が密室で談合みたいな会談をやったこと自体、参院選の結果の見方に甘さがあるとしか見えない。
posted by Kyawa at 01:24 | Comment(0) | TrackBack(1) | ニュース
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Tracked: 2007-11-05 23:15