2008/03/27 Thu
食文化
犬の肉を食べる文化があるらしいことは、以前、小耳に挟んだことがあったが、古代中国の一部地域としか記憶していなかった。
朝鮮半島にも、その食文化があったわけだ。
家畜とペットとの境は、明確ではないだろう。
こういう“抗議”も、その社会の変化のあらわれだが、せいぜい、“文化的文明的”な抗議行動にしておいてほしいものだ。
こういうのも、よく、クジラを食する文化圏にたいする、とくに欧米諸国の一部自称インテリ集団が、非常に非文化的非文明的抗議行動を展開しているからだ。
他の食文化を、歴史的社会的に対等な立場において客観視できないやつらは、これこそ文化人文明人にあらず、と言いたいところ。
魚類は食べて良くて、海の哺乳類なら食べちゃまずいというのだったら、その根拠はなんだ。
陸の哺乳類を、食べて良い種類と食べちゃまずい種類に分ける最大の根拠は、たぶん、“固有種の絶滅”という因子が深く関わっているんだろうけれども、じゃあ、家畜化していい哺乳類と家畜化しちゃいけない哺乳類との分け目はどこにあるんだ。
脳みそを溶かす病気をかかえている家畜の肉を、国内じゃ売れないから、言うことをよく聞く“目下のなかま”の国に押し付けている国があるが、牛や豚や鶏を屠殺することは文明的で、それ以外の完全に家畜化されていない半家畜状態の動物を食すために屠殺することは文明的ではないというのはどういう根拠からか。
犬を食するための屠殺をめぐる実態は知らないが、クジラに関して言えば、だいたい、肉でなくその油だけを取るために大量に屠殺しまくったのは、他でもない、欧米諸国だったはず。
日本など、アジアのクジラ肉食文化圏においては、クジラはそれこそ毛の一本にいたるまでその社会の生活手段として活用されつくしたわけだ。
どちらがいったい文化的文明的でしょうか。
私は、犬を食べてもいいじゃないかといいたいし、現に、そういう食文化が存在し、犬の肉を扱う業者が存在する以上、食品衛生面から言っても、法的整備は必要不可欠だろう。
その脈絡で、今回の措置がとられたんだと思うし、その限りでは、至極当然の措置だったのではないのか。
そもそも、食すための屠殺でなくても、犬の屠殺は日本においても捨て犬が、日々“処分”されているが。韓国ではどうなんだ?
動物愛護という名をいただいている団体だったら、よりつっこまなくてはならないことが、他にあるんじゃないかと思う。
魚を愛する「さかなクン」がメディアにたびたび登場しているが、魚の生態について深く知り、かつ、魚をおいしくいただく文化をも学んでいる、彼のさかなへの接し方には、頭が下がるし、地球上の食連鎖のなかに生きる人間として、生命にたいする彼のような態度こそ説得力があると思っている。
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