はじめて視聴したのは、3年前。
このアパートに転居したてのころ、CATVをとおして、サービス視聴期間のこととて、ちゃっかり、衛星劇場で放映中のアニメ特集で。
こんなことはそうたびたびあるものではないと、これまたちゃっかり、当時、まだビデオテープに録画したっけ。
そんなこんなで3年が経って、いまでは、BShiの放映決定。
ワタシもDVDでレコーディングしました。
幾度見ても飽きない。
飽きない、その内容を、思いつくまま挙げてみます。
一つに、原作にたいする真摯さ。すなわち、読み込みの深さ。
二つに、それを表現するうえでの、執念の深さ。すなわち、きめこまやかさ。
三つに、この作品を成就させるにあたって、協力した方々の幅広さ。すなわち、制作責任者であり統率者であったろう、川本氏の、それまで積み上げてきた経歴の確かさ。
折口信夫氏自身の、古典時代における造詣の深さは、耳に聞こえていましたが、その詳細は知らず。
ワタシ自身は、その折口氏自身の造詣の深さを、直接にではなく、このアニメによって、感受するという次第ですが。
とくに、南家の姫君が、朝ぼらけのなか、「慎ましく、しかし、のどかに」御堂に向かう様子などは、明かりの赤さ加減といい、姫君の舞といい、なんとも可憐でありながら、妖艶であって、この物語の雰囲気を理解するうえで、直截的であると同時に深遠な様子で。
いいです。
見る人ごとに、発見するところが多々あって。それが飽きないゆえんでしょう。
アニメ作品中の絶品です。
2008/05/16 Fri
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